看護師を仕事として選んだあなた!どんな仕事人生を送りたいと思っていますか?
看護師のキャリアの方向性、大きくわけると4つ
看護師として出世して管理職を目指す人もいれば、管理職よりもメンバーの一員として現場で働くのが好きな人もいます。
どんどんスキルアップして認定や専門看護師を目指してバリバリ働きたい人もいれば、仕事もだけどプライベートだって充実させたい人もいます。
派遣で働いてお金を貯めたらしばらく海外に飛んでバカンス!という働き方をしている人も中にはいます。
いろいろな働き方があるわけですが、大まかに分けるとこんなかんじです。
- 管理職へ出世をめざす
- 看護のスペシャリストになる
- 看護のジェネラリストになる
- 自由さを重視する
自分がどういう方向性を目指したいのか一度考えてみると、今やるべきことが見えてくることもあるのではないでしょうか。
目指せ看護部長!出世したい人
まず一つ目は、師長、部長へと出世して管理職を目指すキャリアです。
一番の近道はやはり、同じ病院で長く働き続けることです。
地道にキャリアを積んでいくためには、結婚、子育てなど生活が変わっても長く働けられる職場を見つけることがポイントになるかと思います。
長く働くことで自然と順番がまわってくることもありますが、競争相手がいる場合は実力に加えて病院内での人脈や上層部との信頼関係が大切です。

ハードな仕事をこなしていく体力・気力も必要です!
認定看護師などの上位資格を持っていると有利です。
管理職になると患者さんに看護をすることは少なくなり、マネジメントが主な仕事になります。
看護のスペシャリストになる!
上位資格である認定看護師、専門看護師を取得して、患者さんにより質の高いケアをしていく道です。
患者さんへのケアだけでなく他の看護師がより質の高い看護をできるよう、看護師への指導、教育、相談も役割としてあります。
認定や専門をとるためにはその分野での5年以上の実務経験が必要で、学校や大学院に通わなければなりません。なかなかの難関です。
その分、専門知識と高い能力を持ち合わせていて、どこの病院でも引く手あまた。労働市場では貴重な人材です。
認定看護師になるためには
- 看護師免許をもっている
- 5年以上の実践経験がある
- うち3年は認定看護分野の経験が必要
2019年時点で認定看護師は約2万1千人。
取得して終わりではなく5年ごとに更新が必要で、学会や研究会への参加・発表しなければなりません。
専門看護師になるためには
専門看護師になるためにはさらに道のりが長く、大学院にいく必要があります。
- 5年以上の実践経験
- 看護学系の大学院を修了すること
- 大学院修了後に専門看護師認定審査に合格
ここまでしてようやく専門看護師資格を得られます。
大学院の在学期間は2年。学費もけして安くはなく、取得後は5年ごとの更新もあります。
それだけ厳しい道を経て資格を取得しても、資格手当がつくたったの病院は3割ほど。資格を持っていても給料が変わらないことのほうが多いです。
そんな現実のためか、2018年で専門看護師はなんとたったの2279人!
資格を維持するのも大変なため、取得したものの更新しないことを選ぶ人もいるほどです。
何よりも学びたい気持ち、看護への興味など高い志が求められます。
看護のジェネラリストになる!
基礎的な看護能力があり、どの科でも、どんな職場でもやっていけるタイプ。
看護師は病院内で異動も多く、ほとんどの人はこういうジェネラリストタイプになります。
病院、施設、クリニック、訪問看護などあくまで現場で看護をすることに軸を置く人がほとんどですが、看護資格や経験を活かして企業で働いたり、ツアーナース、講演など医療の現場から一歩離れて活躍する人もジェネラリストタイプと言えます。
自由に働く
病院で働いているとやはり残業や委員会活動、看護研究など、どんどん役割は増え時間が拘束されます。
仕事だけでなくプライベートも充実させたい人、子育て中で短期間働きたい、などいろんな理由で自由さを求める人もいます。
ママナースとして家庭と両立するためにやむなくパートで働く人もいますが、
残業や委員会活動を避けたり病院の人間関係に巻き込まれないために、あえて派遣という働き方を選ぶ人
応援ナースとして沖縄でバカンスもかねて働く
ツアーナースをメインで空いた時間に働くために派遣
といった具合に、場所や時間にとらわれない自由な働き方を好む人も中にはいます。
派遣や応援ナースはボーナスは出ませんが、自由はお金にはかえられない価値がありますよね。
みなさんはどういう看護師をめざしてますか?
筆者は看護師としての仕事もおもしろいけど、自由な時間も増やしたい4つめタイプです。
英語を勉強していろんな国を見てみたいし、短期間で海外留学もしてみたい。あちこち旅行もしたいと思っています。
目標は人それぞれ。一度自分のめざす方向性について考えてみると、より目標をもって今の時間を有効活用できるようになると思いますよ。
では!
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