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病棟で働く妊婦看護師の悩み【妊娠中はこれが辛かった!】

2020 5/01
病棟で働く妊婦看護師の悩み【妊娠中はこれが辛かった!】

こんにちは!中堅看護師のhanaです。

私は地方の急性期病院で勤務しているのですが、現在は産休中です。

よく「看護師は肉体労働だから妊婦には大変」「妊婦には勤務がきつい」などの声を耳にしますが、実際のところはどうなのか気になりますよね?

私は妊娠発覚から産休入りまで時々お休みをもらいながら、病棟スタッフ・家族の協力のもとなんとか勤務を続けることができました。

今回は私の経験をもとに妊娠中の看護師の勤務について、辛かった体験談をお話ししたいと思います!

目次

看護師が妊娠中に辛かったこと

妊娠中、私が辛かったのは

悪阻、腰痛、緊急入院の対応、残業、給料が減る

です。

妊娠中の悪阻

妊娠前期から中期で一番辛かったのは悪阻です。

これは個人差があるので妊婦さん全員に当てはまるわけではないですが、私は入院するほど悪阻が酷い方でした。

退院後、病棟復帰して勤務中に特に辛かったのは「病院食のにおい」!

妊娠前までは気になりませんでしたが、病院食って独特なにおいですよね…

対処法がないので、配膳前後の時間帯と患者さんの持ち込み食のにおいは本当にしんどかったです。何度汚物室に駆け込んだことか…、思い出すだけでもゾッとします!

腰痛もつらい

妊婦さんには多いマイナートラブルが腰痛ですよね。

看護職は身体を動かすので、腰痛に悩まれる方は特に多いと思います。

私もお腹が出てくる妊娠5ヶ月頃から腰痛に悩まされていました。

対処法として記録は出来るだけ座ってする、妊婦帯やトコちゃんベルトをする、妊婦向けの鍼灸治療に通ったこともありました。

緊急入院の対応

急性期病院に勤務する看護師につきものなのが、緊急入院の対応です。

妊婦とは言えその時の勤務のメンバーとして動いているので、対応しないわけにはいきません。

ですが、熱発していたり感染疑いのある患者さんの対応など「何かあったらどうしよう…対応したくないな」と思った場面も多々ありました。

そんな時は、自分で仕事を見つけて出来るだけ記録に回らせてもらったり、出来るだけ外回りの仕事などを引き受けるようにしていました。

私の病棟では優しい先輩ナースも多いので、無理に緊急入院の対応を割り振られることは多くありませんでしたが、病棟が忙しいとそんなわけにもいきませんよね。

でも、決して無理はしないようにしてください!

残業もしなければならない

受け持ち患者がいる場合には残業があることも多々ありました。「早めに帰っていいからね」と言われるものの、終わらない記録…

「これやっといて!」と残った仕事を頼まれることも稀に(笑)

実際のところ、もともと残業の多い病棟だったので妊娠前と変わらず残業はしていました。ただ、妊娠後は自分の仕事(記録)が終わったら出来るだけ早く帰るようには心掛けていました。

先輩が残業しているのに…と後ろめたい気持ちになることもありましたが、体調第一です!

私は自分で調整しながら残業をしていましたが、妊婦が請求すれば時間外労働をさせることができない法律もあります。

残業時間が多くて困っている方は上司に相談してもいいと思います。

夜勤をしない分給料が減る

一番困ったのは給与の面かもしれません。私は妊娠発覚後すぐに悪阻が酷くなったので、夜勤は勤務から外してもらっていました。

日勤だけの勤務となると心配になるのが給与!

急に夜勤をしなくなったので夜勤手当はゼロ、控除額(税金など)だけはそのまま…

想像通り、毎月手取りで3〜4万円程ダウン…

ベビー用品に医療費にいろいろと出費が増える時期だったので、痛い収入ダウンでした。

産休入りまでの給与は産休中・育休中の手当てにも反映されるので、ギリギリまで夜勤をする方もいます。(できることなら私もしたかった!)

ですが、みんなができるわけではないので、かかりつけの産科医と相談してご自身の体調を一番に考えて勤務を組んでもらいましょう。

妊婦の辛さは人それぞれ。自分から声をあげよう!

いかがだったでしょうか?少しでも私の経験談が参考になれば嬉しいです。

私がリーダーに任された仕事をしている時、ある病棟の先輩ママさんにこんな声をかけられました。

「妊娠中の辛さは人それぞれだから、自分から声をあげてね」

確かに、病棟の先輩ママさんでも「悪阻は全くなかった」「悪阻で2ヶ月入院した」「切迫早産で安静になった」などいろんな人がいます。

なので、「このくらい大丈夫だろう」と仕事を無理に振ってくる人もいるわけです!(笑)

そんな時に自分と赤ちゃんのことを守るために仕事を変わってもらう、出来ないと断ることも大切です。

悔しいですが、時には心無いことを言われることありました。ですが、赤ちゃんの身を守れるのは母親になる自分だけ!

旦那さんに愚痴を聞いてもらったり、どうしても辛い時は休んでもいいと思います。

あまりストレスを溜め込まず無理なく仕事をして、素敵なマタニティーライフを送ってくださいね♪

この記事を書いた人

ニックネーム:hana
一言:都内から転職、地方勤務の中堅看護師。夫はコメディカル。現在、産休中。今の悩みは産後の仕事復帰時期です

この記事を書いた人

看護師として働きながらWebサイトを運営しています。自分らしく働くことを応援しています。

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