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外来で働く看護師が伝えたい外来ナースの魅力。外来は楽しい!

2020 5/01
外来で働く看護師が伝えたい外来ナースの魅力。外来は楽しい!

看護師をしていてやりがいを感じる時、それはどんなときですか?
看護師として働いて楽しいなと思える時、それはどんなときですか?

私は聴診器と注射器をもったカッコイイ看護師さんに憧れて、看護師になりました。

でも、実際病棟勤務になり働き始めると、自分の描いていた看護師と離れた毎日。

患者さんの生活をもささえる病棟には、注射や点滴などの処置も勿論あるけれど、それ以上に多いのが日々のケア。昼夜繰り返される体位変換にオムツ交換、排泄処理に、コミュニケーションがまともに取れない患者さんも沢山。

嫌になるときありますよね(笑)

仕事だから割り切ってるけど、もう無理って思う瞬間ばかりでした。もちろん、全て看護師として大切な仕事であり、一つ一つ丁寧に患者さんに寄り添いながら行う重要なケア。

頭では分かってるんです、でもやっぱり違う、私のしたい事じゃない、こんなはずじゃなかった・・・

働き始めて数年がたっても、もやもや〜もやもや〜。

そんな時転機となったきっかけが、結婚・出産。勤めていた病院を退職。新たな病院で外来勤務として、働き始めます。

初めての外来は病棟とは全く違う毎日でした。

私の勤め先の病院は小さな病院でしたが、救急車が入ると受け入れをし、その一方で処置室にて指示のあった外来患者さんの点滴、採血、検査出し、患者呼び出し、バイタル測定、検査前後のベッドでのモニタリングなど、次から次に人がやってきます。

来られる患者さんは殆どが自分の足で歩いて来れる、コミュニケーションをしっかり取れる方ばかり。検査や点滴の目的を説明し、行います。

単発的なかかわりになる外来。

確かにじっくり患者さんにかかわることはありません。でも、私はこの外来で働いていて思うのです。あっ、今私看護師さんしてる!楽しい!って(笑)。

外来のよさ、それは何よりも、自分のやった事への患者さんからの反応が直ぐにダイレクトにかえってくること。それはそれはとっても分かりやすく(笑)

「看護師さん全然注射痛くないわ上手ー、楽になったよーありがとう!」って。

そして、ほとんどの人が自分の足で帰っていきます。通院してる人とも次第に顔見知りに、会話もはずみます。

やることはおもに処置。そう看護師の華型業務、採血や注射(笑)

やればやるほど自信がついてきます。それに外来、やっぱり色んな人が来るんです。

私の職場は海沿いの観光地付近。地域ならではの患者さんも沢山。

くらげに刺されました!
サーフィンで足が変な方向に曲がった!
漁師が手を切った!
観光に来て美味しいもの食べたらアナフィラキシーショックおこした

みたいに本当に色々。

様々な症例を見る中で、今どう動けばいいか予測的に素早く動くことが身につきます。危険度の高い患者さんはすぐに三次救急に運ぶ準備をしたり、スピード感あるなかで働くことも楽しいって思えました。

確かに病棟でじっくり患者さんとかかわりながら、ケアを通してやりがいを感じるときもあると思います。でもきっと私のような方もおられるのではないでしょうか。

“処置一つ一つ、自分のできたことに小さくても達成感を積み上げられる場所”
“ありがとうが、すぐに返ってきてそれが自信につながる場所”
“一人ひとり関わる時間は短くてもたくさんの人と話し、看護を提供することで知識や技術を確実に身につけられる場所”

流れは病棟とは全く違うけれど、思い切って働く環境を変えることで見えてくること、きっとあると思います。

外来で、一生懸命働くことでたくさんの笑顔とありがとう、もらってみませんか?

一生懸命になってとった看護師の資格。施設や病棟など、沢山働く場所があるなかで、外来看護師の道もその中の1つです。

あなたが、楽しいと思って働ける日がきっと来ますように、祈っています!

この記事を書いた人

看護師として働きながらWebサイトを運営しています。自分らしく働くことを応援しています。

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