こんにちは!
みなさんの職場では有給ってとれますか?
今回は有給についてのお話です!
仕事ばっかりではなく休みも必要
大きな病院で働いていると、勉強会、勉強会主催や委員会活動のための資料作成、看護研究があります。
しかしこういう業務は勤務時間内でするヒマがなく、家に持ち帰って自分の時間を使ってすることも多いですよね。
自分のプライベートの時間を仕事に使うことには何も言われないのに、有給をとって休むことが認められないなんて、よくよく考えると私たちはなんて都合よく使われてるんだと思いませんか?!
24時間休みなく働ける機械じゃないんだから、私たちには休息が必要です。
適切に休むことで働きすぎて疲労限界、バーンアウトすることを防げます!
仕事でより良いパフォーマンスを出すことにもつながります!
仕事も大事だけど、自分の生活を充実させることも同じくらい、いやそれ以上に大事です!(人による)
とにかく私たちには休みが必要です!
有給がとれない理由
さてそうは言っても有給って取りづらいですよね。
みんな休みはほしいはず(きっとそうだよね?ちょっと不安になってきました・・・)
なのになんで有給をとれないのか?
これは私にとって純粋に素朴な疑問です。案外、職場の人みんなが「有給なんてとれない」と言ってるのでなんとなく
自分も有給はとれないものと思い、
そういうものだという認識が広まり、
みんなが言うのでその認識が強化され、
あきらめてしまって希望を出してないだけということもあります。
新人の頃、同期が有給の希望を出して
「来月有給の希望出してみたけどもらえるかなぁ・・・どうしても用事があるんだけど、有給なんて普通もらえないよね」
と不安そうにしてました。
普通にもらえてました。
実際よっぽどあれな職場でない限り、月に1日2日くらいの有給はとれるはずです。
というか労働者が申し出てるのに職場側が有給とらせないって一体何を根拠にそんな権利を行使しているのか意味がわかりません。
国が定めた法律よりも偉い、職場のルール・・・
有給希望日に他のスタッフ達の休み希望が重なり、業務に支障が出る。
そんなとき職場は、有給取得日を変更するよう交渉する権利は持ってます。なので、他のスタッフと休暇がかぶらないよう調整するなど、最低限の配慮はやはり必要です。ですが、職場が労働者に有給をとらせないことはできません!そこは覚えておきましょう!
私たちはまわりの空気を読みすぎているのかも
忙しくて有給なんてとれない
先輩も誰も有給を使ってないからとりづらい
休んだら同僚に迷惑がかかるから休めない
まわりに迷惑をかけてはいけないという高い意識と、みんな有給とってないからとれないものだという空気を読む能力・・・。
勤勉さと集団の規律を守ること
もはや私たち日本人のDNAレベルに刻まれていると言ってもいいくらい絶対的なこの行動規範ですが、この素敵な行動規範が、有給取得の邪魔をしてしまっているところありますよね。
素敵な素敵な行動規範ですが、これをは戦後、能力が高くて勤勉に働く工場労働者を生み出すために日本の学校教育に取り入れられたものです。
サボったり好き勝手なことをしたり、経営者にイチイチたてついて文句を言ったりする人は工場労働者として不向き。工場で働くためには、与えられた仕事を正確にこなし、決められた時間働き職場の規律を守る能力。こういうことが求められます。
戦後から脈々と続く学校教育の影響で、まわりの空気を読み勝手な行動は慎み勤勉に働く私たち。
それはそれで相手を傷つけないマイルドさがあって過ごしやすくもあるんだけど、反面、自分の意見・価値観がまわりと違う時にはまわりに合わせないといけないことがストレスになることもあります。
みんな休みたいはずなのに、まわりを気遣ってみんなが休めないというのはなんとも皮肉な・・・
迷惑をかけてもいいと思おう
迷惑をかけてはいけないと思っているそこのあなた!
看護はチームでする仕事なので、休むとまわりに迷惑がかかるのは事実です。だけど、疲れやストレスをため込んでもう無理!辞めてやる!という状況になるともっと迷惑をかけることになりますよ?
迷惑かけたくないなら、適度に休むことが大切です。
そしてもう一つ大事なことは
まわりに迷惑をかけてもいい。
ということです。
まわりのことを気にして自分のやりたいことを我慢する
自分をおさえてまわりに合わせる
それはとても美徳なことなんですが、とてもストレスがたまります。
迷惑をかけてはいけないと思っていると、人に迷惑をかけることが悪いことのように思えるし、誰かに迷惑をかけられると許しがたいと相手に怒りを感じてしまうことがあります。
だけど、だれにも迷惑をかけずに生きることはできません。迷惑かけちゃいけないって思うより、迷惑をかけてもいいんだって思うほうがいい。
そのかわり、誰かが自分に迷惑をかけてもフォローしてあげましょう!
助け合いです。
迷惑に寛容になれば、もっと過ごしやすくなると思います。
私の職場。希望は出すものの・・・
ちなみに私の職場ですが、就職時の面接時では「有給取得率がいい」ことをウリにしていたくせに、いざ有給を使おうとすると嫌な顔をされます。
病気で休むと翌週の休日と振り替えられ、地獄の連勤になってしまうこともあります。
現実は厳しいです!
退職時に有給消化できないとき、どうする?
さてここからが本題です(笑)
大事にため込んだ有給。退職するときくらい、使いたいですよね。
でもそうそう使わせてはくれない。
どうやって消化するか・・・?!
まずは交渉する
これが一番シンプルです。
退職すると伝えたときに、有給消化する旨も一緒に伝えて退職前に有給消化に入るのが一番理想です。
ただ看護師は引き止められて退職するときに揉めることが多いので、難しいです。
では次、どうするか?
労働基準監督署に相談する
次に簡単にできることは、労働基準監督署に相談することです。
有給をとらせてもらえない、というような案件も取り扱ってくれます。
まずはインターネットで自分の住む地域の管轄の労働基準監督署を調べましょう。
もしかしたら地域によって労働基準監督署の対応も違うのかもしれませんが、相談窓口から相談すると、労基署から職場へ連絡が行きます。
相談者、相談内容、いつ労働者から労基署に連絡があったのかなどが記載された書類が職場へ送付され、職場は有給を取得させるのか返答するよう求められます。
ここまですると有給消化を認めてくれることが多いです。
ただ、これは職場とバトルする覚悟が必要です。
関係が良好で退職時に揉めたくない。ここまではしたくない。
そういう人は有給消化は諦めるしかないですが、職場に対して不満が大きいのであれば、こういう手を使ってもいいと思います。
というかそもそも、有給取得は権利なのでとらせないほうがおかしいんですけどね!
揉めさせた職場が悪い!くらいに思って、労基署に相談してみましょう!
弁護士に依頼する
さらに有給だけでなく、辞めさせてもらえない、残業代を払ってもらえない
そんな悩みのある人は弁護士に依頼するのもいいと思います。
第三者が入るとスムーズに事を進めることができます。
弁護士に依頼するのはちょっと大げさすぎるという人は、弁護士運営の退職代行サービスを利用して、退職日の調整してもらうのも手です。

相談しやすいのは、弁護士法人みやびの退職代行サービスです。ラインやメールで無料で相談できます。
有給消化だけでなく、退職日の調整、有給消化、未払の残業代請求なんかもしてもらえます。というか、こちらは退職代行がメイン。退職の交渉のついでに有給消化、サービス残業をしていた場合は残業代請求なども一緒にしてもらうとお得かと思います。
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