こんにちは!このブログでは色々な看護師さんにお仕事体験を書いてもらっています。
一応ブログ管理人の私も看護師をしておりまして、今は透析室で働いています。
あまり人気のない透析室ですが、実はかなり働きやすい環境でオススメです!!
というわけで今回は、透析室の仕事について紹介します。
透析室の仕事内容
透析室の仕事はシンプルです。
- 穿刺して透析機器をまわす
- 透析中のバイタルチェック
- 血液を返して透析終了
ざっくり言うと以上。簡単です。
月水金クール、火木土クールがあり、毎回同じ患者さんがやってきます。
いつも同じ患者さんがやってくるので患者さんとも仲良くなりやすく、一日の流れが読みやすいです。ルーチンワークも多いです。
透析室のおすすめポイント
透析室のおすすめポイントはこんなかんじです。
- 忙しい時間と落ち着いた時間のメリハリがある
- 夜勤がなく規則的な生活ができる
- 残業がない、定時で帰れる
- 子育て中の人も働きやすい
- 重労働ではないので体の負担が少ない
- 下積みがいる(=専門的)
とにかく働きやすいことがポイントです。一つずつ説明していきますな。
忙しい時間と落ち着いた時間のメリハリがある
基本的に忙しいのは、患者さんの入れ替えをする時間です。
透析をまわしている間は、やることはバイタルチェックくらい。問題なければ落ち着いた時間を過ごすことができます。
忙しい時と落ち着いた時間のメリハリがあって、ちょっと気を抜ける時間があるのがいいところです。ただ施設によっては、常に患者さんが入ってきてずーっと忙しい、というところもあるようですが。
夜勤がなく規則的な生活ができる
早出、遅出はありますが、夜勤がないので規則正しい生活ができます。
さらに、透析の勤務は
日曜日固定で休み + 平日好きなところで1日休み
というかんじ。これはかなり魅力的だと個人的に思います。日曜日固定なので連休を取りやすいし、予定もたてやすいです。
残業がない、定時で帰れる
なぜか透析室で働くスタッフは、定時で帰ることに物凄いこだわりがあります。なので残業がまったくありません。
定時になれば「もう時間過ぎてるよ!早く帰りなさい!」とまわりから急かされ、
定時を5分すぎるだけで「5分も過ぎたー!今日は遅くなったー!」と大騒ぎしてます。
話を聞く限り、どこの透析室もどうやらこんなかんじらしいです。
子育て中の人も働きやすい
透析室は日勤のみ、夜勤がない、残業もない。
子育て中の人も働きやすい環境なので、必然的にママナースが多くなります。
ママナースが多いので 、子どもの熱で休むときも「仕方ないよね」とみんなの理解があります。子供の熱で休んで責める人は誰もいません!
といったことから、子育て中の人にはかなり働きやすい環境だと思います。
体の負担が少ない
夜勤がないだけでも体の負担はかなり少ないのですが、それに加えて移乗やオムツ交換が少ないです。
クリニックだと自分で動ける人、歩ける人がほとんどで車椅子の人も少ないです。たまにオムツ交換なんかがあっても、基本的に介護士さんがやってくれたりします。
移乗するときもワンフロアでみんなの目が届くので、移乗するときは誰かがすぐに手伝いにきてくれます。一人で移乗することはありません。
おかげで腰痛がかなり、ましになりました。
下積みがいる=専門的
透析はなんかよくわからないから嫌、という人は多いです。
たしかに透析は病棟の看護とはちょっと違います。透析で一人前になるには3年かかると言われていて、下積みがいります。
逆に言うとこれは、専門性があるとも言えます。透析経験があると他の透析施設に転職するとき、かなり重宝されます!
また認定看護師で透析の分野もあるので、やる気があればキャリアアップもできます。
透析室で大変なこと
では逆に大変なことはなんでしょう?私が思うのはこんなかんじです。
患者さんとの関わり
透析室はいつも同じ患者さんがやってくるので、仲良くなって色々なお話したり、楽しいです。
ですが、元気だった患者さんがある日ガンがみつかって弱っていったり、突然亡くなることもあります。
患者さんが身近になりすぎて、そういう時は寂しくなります。これは透析室で働いていて一番辛いことですね。
苦手な患者さん
逆に怖い患者さん、苦手な患者さんがいることもあります。
患者さんが透析施設を移ることはあまりなく、週3回変わらず来るので苦手な人がいるとこれもわりと辛いです(笑)
認知症の患者さん
病棟でも苦労すると思いますが、透析室でも認知症患者さんの扱いはなかなか苦戦します。
透析しててもおかまいなくゴソゴソ動いたり、針を抜こうとしたり・・・
腕に刺した針から1分間に150~200mlの血液を抜いて体に戻して、ということをしているので、抜針して気づかずにいると大量出血してショックを起こすことがあります。
かなり危険なので、拘束したり対策に気を遣います。
透析室の給料事情
夜勤のある病棟に比べると、低めになります。
ですが、健診センターやクリニックなど他の日勤のみの仕事に比べると、給料水準は高めです。
私は働きやすさと収入のバランスがほどほどにとれてるかなと満足しています。ボーナスの多い施設を選べば案外収入面ではいい線いくと思います。
稼ぎたいならオーバーナイト透析がおすすめ
夜寝ている間に透析して、朝起きたらそのまま出勤する、オーバーナイト透析をしている透析クリニックもあります。
患者としてやってくるのはもちろんADLが自立している方々なので、夜間帯のオムツ交換などはありません。
自動バイタル測定で何かあればアラームが鳴るように設定し、その間は寝れる比較的楽な夜勤だそうで、稼ぎたい人はオーバーナイト透析をやっている施設もいいかもしれません。
透析室で働きたい人が転職時に確認しておいたほうがいいこと
- 異動の有無
- 勤務形態
これは確認しておいたほうがいいです。
大きな病院だと異動があるので、透析室希望が通らないこともあります。中には希望をきいてくれる病院もあるので、転職するときに確認しておきましょう。
また、透析室によっては
遅出で夜遅くまで勤務した翌日に、早出勤務
というきついシフトが組まれたり(大体人手不足が理由)、
遠し勤務で1回の勤務が12時間と長い。そのかわり休みが多い
という勤務をしているところもあります。私の知っているところでは朝8時から夜の10時まで働くかわりに、働くのは週3だけのところもあります。
自由な時間が欲しい人は案外こういう働き方もいいかもしれません。
施設によっていろいろな勤務があるので、どういう勤務形態なのかは確認しておいたほうがいいです。
また、遅出勤務ができない人は正職員になれないといった決まりのある病院もあります。
小さな子供がいて夜遅い勤務ができない人は、就職するときの面接でそのことを伝えておきましょう。大体、どこも看護師は不足しているので考慮してもらえると思います。
以上、透析室はかなり働きやすいのでおすすめな職場です!透析室の魅力が伝われば嬉しいです。
では!
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