こんにちは!
私は正職員として働いていた大学病院を退職後、派遣としてさまざまな職場で働いていました。
その中で今回は応援ナースについて、私が経験したことや働いてみた感想などをお伝えしていきたいと思います。
応援ナースとは?
ご存知の方もいると思いますが、応援ナースを簡単にいうと
6ヶ月の期限付きで、都市圏や離島などに赴任する働き方
です。
私が応援ナースを選んだ理由
私は大学病院を退職後、実家へ戻りました。
私の実家は離島で電車が通っておらず移動手段は車かバス、自転車になります。
自分の車をもっていないため実家から職場へ通勤するための交通手段がありませんでした。
そのため応援ナースのメリットでもある寮の完備、引っ越し費用の負担というところ、ワーホリへ行く予定があったため6ヶ月の期間限定というところが魅力でした。そして最後に給料がいいところ笑。
それらの理由から私は応援ナースとして働くことに決めました。
応援ナースの就業先決定〜働き始めるまで
就業先は派遣の担当さんと相談しながら決めていきました。
私が選んだ就業先は一般病棟+夜勤あり。
そして面接は電話で師長さんと行いました。
履歴書は派遣会社からあらかじめ送付してあるため簡単な挨拶をしたあと、今までどんな患者さんを看てきたのか、看護技術の確認、どんな医療処置をしたことがあるか、急変対応の経験などを質問されました。
私は応援ナース応募時、病棟経験年数が5年と浅かったので、採用されるか不安でしたが師長さんに「ぜひ来てください。」と言ってもらい就業に至りました。
その後は派遣会社の担当の方から就業日、初日の段取りを説明され、あとはひとりで初日を迎える〜というかたちでした。
応援ナースでの寮
私の場合は借り上げ寮のワンルーム家電付き・・・。
しかし私の病院職員寮は家具がついておらずテーブル、ベッド、テレビ台などは実家から持ってきて使用していました。調理用具などもなかったのでそこらへんは自分で揃える必要がありました。
入寮の時は病院の事務の方が対応してくださりスムーズに生活に入ることができました。
応援ナースは新しい環境に慣れるまでが大変
1日目はオリエンテーション
2日目から常勤看護師さんの受け持ち患者さんを半分受け持たせていただきながら一緒に看ていく。
3日目からはほぼひとりで・・・。
そんな感じですぐ一人で受け持ちが開始。
え、早くない?!と思いましたがここらへんは病院によって少しづつ変わってくるのではないかなと思います。
私は3日目で一人で受け持ちを開始しましたが、とりあえず分からないこと、特に物品の場所や薬の管理方法など恥ずかしがらずにどんどん聞いていました。
そして経験したことのない技術だったり処置の担当になったらその旨を伝え指導を仰ぐ。
これが一番大事だと思います。
言わないと相手もわからないですし、黙っていても誰も教えてくれません。責任のある仕事ゆえ自分の行いが患者さんの伝わり命にかかわることもあります。
不安、疑問があればまず誰かに相談することが大切だと思いました。
また自分の手が空いた時はスタッフの方に、なにかできることはありますか、と声をかけることを意識していました。
初めの1ヶ月は私も環境、人、患者さんに慣れるのでいっぱいいっぱいでしたが、少しづつ慣れてくると気持ちに余裕ができ、忙しいながらも落ち着いて仕事に取り組むことができるようになっていきました。
応援ナースを雇わなければいけない病院=多忙
働いてみると他の病院で応援ナース・・・からの次はここで応援ナースをしている、という看護師さんに複数人出会いました。
そういった方達から以前の派遣先のことや、今までのこと、次の予定、派遣会社の情報などさまざなな情報交換ができます。
そして共通して言えることは、応援ナースを雇う病院は多忙ということ。
しかし多忙がゆえスタッフ間が協力し、早く仕事を終わらせよう!空いた時は声を掛け合い助け合おう!といったチーム間の連携はよくとれていて気持ちよく働ける現場が多いようです(でも忙しい笑)。
私が就業した病棟も忙しい方で、ヘルパーさんもほんとうに少なく清潔ケア、シーツ交換、シャワー浴介助、その間に医療的な処置もあったりと毎日時間に追われていました。しかしその分やりがいも多く感じられました。
応援ナースに応募する前に大切なこと
私の病院では応援ナースとして入ったけど、合わずに辞めてしまう人もいました。
人と密に関わる仕事のため人によって必ず合う合わないがあります。
想像していた以上に忙しすぎる、電子カルテが覚えられない、新しい環境が苦手などなど。
期間限定だから!と割り切って働くことが働き続けられるモチベーションにもなりますが、毎日ストレスを抱えて仕事をしていては患者さんにも悪い影響を与えかねません。
そのため私が大事だと思ったことは、とにかく事前に派遣会社の方に質問、相談すること。
どんな人が働いているのか
師長さんの人柄や療養している患者さんの重症度
ケア必要度
月平均の残業時間
など情報を聞くことが大切だと思います!
そして自分は働けそうか考えて決めていくことが働き続けるための秘訣だと思いました。
応援ナースの契約終了後
慣れてくるとたまに派遣さん同士で飲みに行ったりとプライベートでも充実した生活を送ることができていました。
契約期限が近づくとさみしいなぁ、せっかく慣れてきたところなのになぁという気持ちにもなりますが、やっと終わりだ!という気持ちの方が大きかったように思います。
また応援ナースはそのまま契約延長も可能な場合がほとんどですので(というより師長さんからもう少し働けない?と聞かれることの方が多いかもしれません)もう少し延長したいなと思ったら派遣会社に相談しましょう。
私は1ヶ月だけですが延長させていただきました。
さいごに
私は応援ナースとして得たことがたくさんあります。
応援ナースはすこしハードルが高いと思っている方もいるかもしれません(私もそうでした)。
応援ナースとして働いている方や、働いてみたいという方は、自分で自由に選択して働ける20代後半〜30代の方が多い印象があります。
そこで出会った同世代の看護師から自分の仕事に対する向上心を高めることができたり、自分の知らない分野の知識、技術を知ることができたりと、自分の経験や知識技量、見識を広める良い機会にもなりました。
看護師不足の病院はたくさんあります。迷っている方は仕事の幅、自分のキャリアを生かせる場としてぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
ニックネーム Fuku
自分の時間がたくさんある今ずっとやってみたかった編み物を勉強しています
ちなみに応援ナースの求人を扱ってるのは医療ワーカーが有名です!
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