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老健に向いている看護師ってどんな人?【老健の魅力】

2020 4/27
老健に向いている看護師ってどんな人?【老健の魅力】

老健ではどのような看護師が向いているのか
働きたいけど経験年数が少ないと難しいのか

私自身そんなふうに思っていました。

実際看護師4年目で老健で働いていますが、今までの老健の仕事内容や職員を見て、どのような人が老健に向いているかについて考えました!老健に向いてるのは

  • 高齢者が好きな人
  • 高齢者看護に興味のある人
  • 高齢者の在宅復帰を支援したい人
  • ゆっくりと高齢者のペースに合わせられる人
  • 処置をしたい人
  • 病院経験をした人

こんな人達です。

最後のほうで説明しているので、老健で働きたいと考えている人は読んでみてください!

目次

老健を選んだ理由

私がもともと老健で働きたかったのは、自分の祖父母が好きだからです。

小さいことから祖父母といることが多く、高齢者の話を聞くことも好きでした。中学の職業体験でも老人ホームにも行きました。

看護師の道を選んでからは、高齢者と関わる仕事をしたいと思い、高齢者施設で働きたいと思うようになります。

特養と老健の違い

高齢者看護のできる施設では、老健特養が代表的な施設としてあげられます。老健と特養の違いは、

在宅復帰するかしないか

私自身が今働いている老健では、高齢者は1日1回はリハビリを行い、在宅復帰を目指している方が多いです。

もちろんときどき看取りの方もいます。

老健ではこうした在宅復帰を目指す高齢者を支えることができるのが魅力です。

私が今働く老健にくる高齢者は大きく3つ。

  • 転倒後や手術後の急性期を経て在宅復帰のために入居する人
  • 3日から1週間の短期入所
  • 3ヵ月ほどの長期入所

認知症の高齢者の方が多い印象ですが、歩行器や杖で歩ける方も多いです。

特養は看取りの方が多い印象であった私は、老健で在宅復帰を目指す高齢者を支えたいと思い、老健を選びました。
(あとは立地がよかったということもあります。)

老健に向いている人

私自身、今老健に働いていてとても楽しいと思っています。

老健で働いている職員を見て、老健に向いている人はこのような人たちだと思いました。

  • 高齢者が好き
  • やさしく話をじっくり聞くことができる人
  • 処置をしたい
  • 病院経験がある人

高齢者が好き

やはり高齢者と関わることが好きな人が向いていると思います。

老健ではクリスマスや節分など行事ごとに高齢者向けのイベントがあります。そうした中で一緒に楽しめるのは、高齢者にとっても看護師にとっても喜ばしいことです。

高齢者が好きな人であれば、認知症高齢者の気持ちも理解しようと努力し、高齢者に合わせた対応ができます。

高齢者は認知症などで気分のムラがあることや対応に困る場面も多いです。対応に困る場面でも、声かけや対応を工夫できる看護師がたくさんいます。

こうした対応を変えられるのは高齢者が好きな気持ちがあるからだと思います。

やさしく話をじっくり聞くことができる人

高齢者は話の速度がゆっくりで、同じことを何度も繰り返したりします。

そうした面でせっかちな人よりは、じっくりと話高齢者のペースに話を聞いたり行動を合わせた対応のできる人が向いています。

もちろんてきぱきしていないのがいいわけではありません。老健でも急に採血をとることや緊急の場面もあります。

同じ対応をするのには苦労しますが、そうした姿勢をみせずに話を聞くことで、高齢者の意図を読み取れた時は喜びがあります。

処置をしたい

老健では意外と処置があることに驚きました。

例えば、創部の処置や指示が入れば採血や導尿、点滴のためのルートをとります。それが意外と何人かに指示が出たりすることがあり、その時だけ急性期病院で働いていたときのように少し忙しくなるのが楽しいです。

あまり治療のイメージがなく、そういった看護技術から遠ざかるのではないかというイメージを持っていましたが、そんなことはありません。

急性期よりは忙しくないけど、処置もしたいという方は向いていると思いました。

学べる環境ではないかもしれない

老健で働いていて思うのは、看護技術などを学べる環境ではないということです。

もちろん何も学べないわけではありません。ベテランの先輩たちがいますので、私自身教えてもらっています。

けど、老健では一定の看護技術しか必要としませんし、病院のように技術を習う教育場面は少ないです。

自分がどのような看護師を目指すかにもよりますが、はじめは大きな病院で基礎的な看護技術、疾患を学んでおいてよかったかもしれないと思いました。実際に職場の看護師の経験年数は20年前後の人が多いです。

病院経験がある

先ほどの看護技術と同様に、病院経験がある人が向いています。

医師がいない場面で判断を求められる
難しい点滴ルートを自分たちでいれる

こうした場面に出くわした時、一人でとても苦労しています。

自分自身で判断できない。
何度も針を刺して痛い思いをさせてしまう。

自分自身の実力がないんだなと実感します。そういったときに頼ってしまうベテランナース。

いつもやさしいけど技術はばっちし。経験も豊富で適切な判断や知識を教えてくれる。

病院である程度経験を積んだ人たちが働くのには老健は向いているんだろうと思いました。

2~4年目でも老健で働いている

私の職場では、2年目で老健で働いている人がいます。

理由としては、急性期病院で前回の病院でいろいろ不満があったからだと言ってました。

私自身も退職前には

「高齢者施設はある程度経験があった方がいい」
「4年目で老健はまだ早い」

そういった声を聞いていました。

「ある程度経験を積んだ方がいいのかな?」

そんなふうに思いながらも老健に転職しました。

確かに知識や技術不足を実感することもありますが、毎日とても勉強になっています。ベテランナースから教わることができますし、老健ならではの知識を学べる点はいいのかもしれません。

特に、高齢者が好きで高齢者看護を学びたいと思っているのであれば、たくさん学べる場なので向いていると思います。

まとめ

最後に私が思う老健で働くのに向いている人をまとめました。

  • 高齢者が好きな人
  • 高齢者看護に興味のある人
  • 高齢者の在宅復帰を支援したい人
  • ゆっくりと高齢者のペースに合わせられる人
  • 処置をしたい人
  • 病院経験をした人

老健で働くことを考えている人の参考になったら嬉しいです。

この記事を書いた人

看護師として働きながらWebサイトを運営しています。自分らしく働くことを応援しています。

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