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子どもと関わる看護師の意外な仕事【病後児保育】その魅力と仕事内容とは

2020 4/27
子どもと関わる看護師の意外な仕事【病後児保育】その魅力と仕事内容とは
目次

病後時保育とは?

「病後時保育」ってご存知でしょうか?

病気に罹患している児を預かってもらえる「病児保育」とはまた少し違い、疾病の回復期にあたるお子さまが対象となる保育サービスです。

つまり、集団生活にはもう一歩のお子さまの慣らしとして利用する場所です。

就業先は保育園だったり、病院系列の保育施設だったりします。

保育士ではなく、看護師がその業務を担当することになるので、常勤雇用で保育園や該当施設に勤めることができます。

利用については医師の診断のもと利用が可能となります。 (疾患の急性期を脱したということを証明してもらうため)

利用できる疾患に制限はありませんが、感染症の場合には感染の可能性が無くなってから利用開始となります。

不正利用を防ぐために月に何回以上の利用は不可である等、自治体で決められています。

病後児保育の仕事内容は?

1日預かれる子どもの最大人数は、施設の規模などによって異なります。通常保育よりは少ない子供の数なので、濃い時間を過ごすことになります。

仕事内容は

⭐︎バイタルサイン確認
⭐︎症状の観察
⭐︎食事介助や排泄、おむつ交換
⭐︎午睡(寝かしつけ)、基本的な室内保育
⭐︎内服薬が外用薬などの管理、処置
⭐︎必要時に保護者連絡

などです。通常保育よりも体調面を気にかけてあげるのが一番のポイントです。

病後児保育は保育+【看護の視点】自信がなくてもチャレンジしやすいです!

病後児保育の特徴

子どもの早退基準は38.0℃程度
保育園よりも看護の視点が必要
上司と相談できるので自分一人で決断することはない!
夜勤も残業もないので働きやすい!

保育園の早退基準はご存知でしょうか。多くの場合が体温37.5度であることが多いと思います。

しかし、病後児保育室の場合は37.5度ですぐに早退ということは少ないようです。多くの場合では38.0度程度を基準にされているような印象を受けます。

なので完全な健常児ではなく、あくまで看護をするという視点で小児科分野の知識なども頭に入れておくと良いかもしれませんね。

もちろん、すべての責任を看護師が背負うというわけではありません。

その施設によって、所属長だったり園長だったり「長」となる上司が必ず存在します。困ったことがあったらすぐに相談できるので、自分で決断を下さなければならないことはまずありません。

自信がなくて迷ってる方も、気軽にチャレンジできる分野だと思いますよ!しかも、基本的には延長保育なしの8時間が原則。なので残業がないのも特徴です。

病後児保育の求人の探し方

求人ははっきり言ってかなり少ないと思います。

病児保育室を設けている(比較的新しい制度を導入している)ということは、それなりに新しい園であるということが大前提。または病院系列なんかだとプレハブ的な施設が立ってあることもありますが…。

そして基本的には看護師複数名は必要ありません。夜勤もなければ残業もないので病院などのように、看護師の雇用数を増やす必要がないのが現実です。

もちろんゼロではありませんが、自力で探すとなるとなかなか難しいかもしれません。

分野としては「保育園」や「福祉施設」など病院外の求人に強みを持っている転職支援サイトを利用するのが良さそうです!

または私の経験談としては「派遣会社に登録」し、保育園希望ですと伝えたらたまたま、病後時保育の案件があったりなんかもしました。

稀なケースかもしれませんが、派遣会社に問い合わせてみても良いかもしれません。

病後児保育に向いているのはこんな人

看護師+養護教諭などの保健資格を持っている方
小児科看護経験者
保育園ナース経験者
子育て経験者
子供が好きな方

看護師資格持っている方なら難しい業務ではありません!

「病後児保育がどうしてもやりたい!」というような看護師は少ないと思いますので、求人が出たら狙い目かもしれませんね!

競争率は高くないかもしれません!見つけたら躊躇う余儀なくエントリーしていくのが確実だと思います。

給与基準は、保育園ナースの給与水準よりも時給100円高いかな?という程。もちろん常勤だと基本給が少し高いかな?という印象を受けました。しかし、やはり夜勤をバリバリやってる病棟看護師と比較すると水準は低くなってしまいます。

まとめ

病後児保育についての看護師業務を紹介してきましたが、やはり子供に関わる仕事は心が洗われるような気がしますよね。

病棟勤務で疲弊しきった精神も和らぐかもしれません(笑)

今まで、病後児保育を知らなかった方も、知っていたけどチャレンジできずにいた方も、この記事をきっかけに前向きにトライしてもらえたら嬉しいです。

また、働くママナースに読んでいただけたら、その方自身の利用につながる、有益な情報もなれば良いなと思っています!

この記事を書いた人

看護師として働きながらWebサイトを運営しています。自分らしく働くことを応援しています。

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