2020年3月19日、109回看護師国家試験の合格発表がありました。
見事、看護師国家試験に合格された皆さま
おめでとうございます!!
自己採点の時点で合格圏内にいることはわかっていても、やっぱり合格を確認すると嬉しいものですよね!
ちなみに今年の合格率は89.2%でした。
去年とほぼ変わらず。

看護師国家試験合格率の推移
(引用 看護roo https://www.kango-roo.com/sn/a/view/2137より)
受験者数は6万5,569人、合格者数5万8,514人
6万人近い看護師が誕生しました。
ちなみに新卒者の合格者数は5万6,175人の、合格率94.7%
既卒者の合格者数は2339人
やはり新卒の合格率は高く、浪人した人は低いという傾向も例年どおり。
さて新しく誕生した看護師さんたちですが、医療の現場にでると新しく学ぶこと、身につけなければならない技術はまだまだたくさんあります。
これからも辛い日々が待ち受けています・・・
ピカピカの新人は一生に一度だけ。まずはがむしゃらに頑張ろう!
看護師1年目は一言で、辛いです。
辞めたいと思うこともしょっちゅう。
むしろ国家試験に合格しなけりゃよかったと思うくらいです。
私は辛いことにも意味があるとか、辛くても続けたら成長できるから頑張れとか、そういう精神論が好きではないです。
毎年入ってくる新人看護師が辛い思いをしているなら、新人はそういう時期だからと放置しないで職場で何かしら改善するべきだと思います。
でも・・・
残念ながら資格を持っているだけでは「私、看護師なんです」とはなかなか人に言えないです。
現場で経験を積んで、知識、技術を習得して、ようやく「看護師」になれます。
実習が終わったばかりなのにまた辛い日がやってくるのは嫌だけど、やはり新人は多くのことを学ぶ時期。
なので、まずはがむしゃらに目いっぱい頑張りましょう。
慣れない職場環境、慣れない人間関係の中、初めてのことだらけの仕事。
かなりストレスも多いと思いますが、頑張れ!
どうしても無理なら辞めていい。広い視野をもとう
頑張れとは言っても、辛くて体調を壊したり、精神的にやられてしまう程頑張る必要はないです。
先輩方はみんな、今は辛いけど頑張れと言います。
が、
みんながみんな、同じ環境で頑張れるとは限りません。
私たちはみんな同じではありません。仕事には適正と言って、向き不向きがどうしてもあります。
特に急性期の大きな病院。
そういう場所で働くと勉強になることが多く、続けていくことで看護師としての自信になります。
ですが急性期で看護師として一人前に働く人がいる中で、仕事の厳しさについていけず辞めていった人達もたくさんいることをお忘れなく。
辞めるのは別に、悪いことではないです。
急性期病院での勤務は非常に厳しく、誰にでも向いている仕事とは言えないです。
どうしても無理だったら、ボロボロになって再起不能になってしまう前にその場から離れる(=辞める)決断をするのが正解な時もあります。
自分はどういう看護師になりたいのか、どういう職場が向いているのか。
悩んだときは時々そういうことを考えて、自分の向かうべきところを意識してみるといいと思います。
看護師の一番の魅力は、いろいろな場所で働くことができることだと私は思っています。
ナンバーワンではなくオンリーワンを目指す
それができるのが看護師
みんなと同じ道で安心するのもいいですが、自分の道を開拓していく看護師人生もありだと思います。
合格した人たちが絶対にやっておくべきこと。
もう就職の日がだいぶ迫ってきていますが、就職までにやっておくべきこと
それは・・・
とにかく遊ぶこと!
新型コロナウイルスが流行している中、ディズニーランドも閉演してるし海外旅行も日本人の入国制限がかかっている中、遊べ!!とは言いづらいものがありますが。
卒業式の規模が縮小されたりと学校を卒業する学生さんにとっては実に不運な時だなぁと思わざると得ません。
病院も、新型コロナウイルス感染患者を受け入れている病院は対応に追われ、院内感染を抑えるためにピリピリしている状況です。
いつまで流行が続くのか、今後患者数はさらに増えるのか、わからないことも多い。
就職したら間違いなくものすごく忙しい大変な日々が待っています。
盛大に遊ぶことは難しくても、ゆっくり休んで4月からの勤務に体力・気力を備えましょう!
とにかくこの本だけは持っておこう!絶対後悔しないおすすめの看護本!
働きだすとゆっくり勉強しているひまはあまりとれないかもしれません。
もしやる気と余裕があれば、事前に勉強しておくことをおすすめします。
私のおすすめはこちらの本です。
この本、かなりいいです!おすすめです!
看護のトリセツのおすすめポイント
どの診療科でも共通の知識が書かれている
他の本で探すのに苦労した「知りたかったこと」が載っている
臨床でとってもよく使う知識が、1冊にまとまっている
のが特徴。これまでは、ペースメーカーのことを知りたいなら、心電図の本を1冊、
抗菌薬のことを知りたいなら、薬の本を1冊。
といった具合に専門的な本をバラバラと買っていました。疲れた仕事帰りに本屋に寄って本を探したことも。
しかも1冊専門の本を買っても、詳しく書かれすぎていてどこが大事かわからず結局宝の持ち腐れになりがち。
最初の頃はそもそも何を勉強したらいいのかすらもわからず、先輩に「〇〇のことは勉強したの?」と聞かれて初めて勉強しないといけないことだったんだと気づくこともありました。
この1冊に看護師として知っておきたい事は大体載っているので、とりあえずはこの本さえあればやっていけます!
しかも看護の基本的な知識は大体どこの科でも共通だったりするので、どの部署に配属されても使えます!(手術室とか特殊なところ以外は)
もっと詳しく自分の科の疾患について学びたいときは、
看護のトリセツ + 配属が決まってからその分野の本を買い足す
といいと思います。
もうとにかく、これは絶対に持っておくべき本です。後悔はしません!とにかくオススメ!!!!!
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