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看護でよく聞く「ラダー」ってなに?ラダーをこなすために私が取り入れている3つのポイント

2020 4/26
看護でよく聞く「ラダー」ってなに?ラダーをこなすために私が取り入れている3つのポイント

こんにちは!今回は「ラダー」についてお話しします。

目次

クリニカルラダーの現状

看護師にはスキルや知識などの到達度を図るための1つのツールである「ラダー」というものが存在します。

このラダー、主に「クリニカルラダー」というものが多くの病院で導入されており、個人の目標設定に沿って研修などを受けていきます。

そんなラダーですが、どうこなして行くのかわからず、さらには普段の業務で精一杯でなかなかモチベーションが上がらない人が多いのが現状です。

正直なところ、ラダーという制度そのものがいらないんじゃないかと思うことも・・・笑

しかし、自分の到達度のレベルがわかることは、仕事を続けて行く上で重要だと私は考えます。

そんな「ラダー」について、私が何年かやっていて実際に取り入れた3つのポイント紹介します!

Q.ラダーって何? 概要をさらっとお話しします!

まず、ラダーについての説明を簡単にします。

ラダーにはクリニカルラダー キャリアラダーの2種類があります。

クリニカルラダー: ジェネラリスト(新人から一般)向け
キャリアラダー : スペシャリスト(教育者、管理者)向け

です。今回お話するラダーは前者、特に新人向けのものです。

看護実践においては経験年数よりも「経験の質」が重要であり、その質を向上させるために5段階に分類された階段を上がっていくものが「クリニカルラダー 」です。

各ラダーの取得基準

意思決定を支える力
ニーズを捉える力
協働する力
ケアする力

この4つに沿って評価され、それを達成するために、

  • 研修
  • 課題やレポート
  • テスト

などが判断材料として必要になります。

point①  看護師1年目は「ラダーⅠ」を目指す

新人看護師の壁になるのがラダーⅠの取得。

みなさん4月の時点では大変モチベーションも高いですが、日々の業務に追われて目標達成のための課題やレポート、テストなどが段々と疎かになってしまいます。

その結果、ラダーのことは後回しになってしまう人が多く、ラダーⅠの取得が1年目でできない方もいます。

1年目って本当に辛いです。覚えることだらけですし、さらに時間外や休日まで勉強なんてしてたら体が持ちません。

ですが、この1年をがむしゃらに頑張ってさらにラダーⅠの取得ができれば、年度末の達成感とともに、2年目以降の仕事配分が楽になることを実感しました(正確にいうと2年目後半くらいで気持ちに余裕ができました)。

今後の看護人生のために、たった1年だけ!がむしゃらに頑張ってみませんか?

point② 目標設定は高く大まかより低く細かくを 

とはいえ頑張りすぎも体に良くありません。笑
あくまで健康管理>仕事の優先順位です!

頑張りすぎる人の特徴として「目標設定が高い」ことがよくあります。もちろん、頑張ることも目標を高く持つことも悪いことではありません。

ただ、自分の超えられるハードルの高さを知ることは仕事を続ける上でとても大切なのです。

私自身、達成できそうもない目標を1つ立てて頑張った結果、結局途中で諦めた経験があります。

その経験を生かして、今ではハードルの低い目標を1つ1つ立て、それを達成して行くことに変更しました。その方が無理なく仕事ができ、1つ1つに小さな達成感が得られます。

その積み重ねの結果、高い目標を超えられることが理想です。

目標設定をする際は低く細かくを意識して、自己評価・他者評価の乖離をなるべく小さくすることを目指しましょう。

point③ 「失敗」を意識しない 

1年目は「失敗」ではなく「成功準備期」です。もし仕事で失敗し、落ち込むようなことがあったらこの言葉を思い出してください。

私は看護師として働きながら医療安全管理委員会に所属し、安全な医療を提供するために色々な対策をしています。

院内のインシデント報告数は1年目が多く、仕事に慣れてきた頃にも多いことがわかっています。

「失敗」は誰もがする可能性があるため、起こってしまった事実を変えることができません。辛い気持ちになるとは思いますが、大事なのは次に失敗しないためにはどうしたらいいのか、ほかの人が同じ失敗をしないよう改善策を考えることです。

特に1年目は色々な面で失敗することがあると思いますが、「失敗した」とは思い込まず、成功するための準備段階だと思うようにしましょう。

いかがだったでしょうか?これからラダーを受ける新人看護師さんはぜひ以上のようなポイントを実践してみることをおすすめします!

ラダーをこなしていき、いつか教える側の立場になって、若手看護師さんを育てていきましょう!

この記事を書いた人

看護師として働きながらWebサイトを運営しています。自分らしく働くことを応援しています。

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