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看護師だった私が海外移住することに⑨~ワーホリで人生が変わった。海外に出て気づいたこと~

2020 4/26
看護師だった私が海外移住することに⑨~ワーホリで人生が変わった。海外に出て気づいたこと~

ナースの皆様、いつもお仕事お疲れさまです。

私が留学やワーキングホリデーを経て人生が変わったかどうか、聞かれていませんが勝手にお答えします。

激変です。

気づくことがたくさんありました。

むしろこの経験を経てやっと普通の社会人としてのスタートラインに立てたと感じる程です。

ほとんどの方にとって「今更言われなくても…」というレベルの話ですが、せめてこれから留学やワーキングホリデーに行きたいと考えている方の反面教師になれたらと思います。

ワーホリで人生が変わったこと、1つめ。お金への考え方

まずはお金の話です。

私は留学することを決めてからようやく節約を心がけました。

一年半かけてしたことといえば家賃や食費、光熱費以外にお金を使わないくらいです。

それでも勤続数年の正看護師であればあっという間に留学費用以上には貯金できます。

ですが、もっと早く浪費グセを改めるべきでした。

実際カナダのワーキングホリデーで残高証明に必要な最低額はそれほど多くなく20〜30万円(2500CAD)ほどです。

留学となると期間によって変わりますが、現地での収入が無いので事前にまとまった額(往復の飛行機代、海外旅行保険、学費、ホームステイもしくはルームシェアの家賃、食費、通信費など)が必要です。

計算上はそこまでかからないように思うかもしれません。

しかし海外生活は予想外の出費が多いものです。保険でカバーされない急な歯科治療や緊急一時帰国もあるかもしれません。

そして何よりお金があれば現地の大学で勉強したい、旅行したい、移住したい、など新たな夢が見つかった時に思い切って挑戦することができます。

金銭は留学やワーホリの成功を保証するものではありませんが、確実にチャンスが増えます。

頑張っているご褒美という名の下にお買い物をすることが大好きな方、貯金はもっと楽しいです。

一生ものの財産に化ける可能性があります。

ワーホリで人生が変わったこと、2つめ。自立心がついた

第二の気付きは自立心が欠如していたことです。

まず留学手続きの時点からエージェント頼りで、学校やビザの申請、ホームステイ先の手配、航空券の購入を代行してもらいました。

言われた通りに書類を作成し、言われるがままにお金を払い、手続きが完了後「行ってしまえばどうにかなるだろう」と留学先のことをろくに勉強せずに出国しました。

到着してからは現地の日本人の方にホームステイ先へ送ってもらい、ホームステイ先では学校までのルートや公共交通機関の利用方法を教えてもらい、三食準備してもらい、エージェントの指示通りに銀行講座を開設し携帯電話の契約をし…。

さらには数ヶ月間学校とホームステイ先を往復し時々日本人と出かける、典型的『留学しても英語話せない人間』でした。

しかし留学して三ヶ月目の一人暮らしが転機となりました。

ホームステイを出た次の日からカナダ人もびっくりの40年ぶりの大寒波です。

1月から3月まで毎日(最高)気温が−20℃以下でした。

一切家から出たくなかったのですが、一人暮らしでそういうわけにはいきません。

学校も遠くなりましたが、自分が払った学費を無駄にすることだけは避けたかったので無遅刻無欠席を守り通し、そして課題もサボらず必要があれば寝ないで頑張りました。

厳しい環境を一人で乗り越え自信がついたことと語学力が伸びたことで、これ以降の行動範囲・交友範囲がぐんと広がりました。

そしてワーキングホリデーではビザ申請に始まり航空券手配、滞在先探し、仕事探し、確定申告など、人に頼らずにできるようになりました。

日本と勝手が違い自分から積極的に行動しなければ手続きなどが進まないことが多いです。

待っているだけでは忘れられることも多々あります。

人に任せると間違いだらけが当たり前です。

ちょっとやりすぎ、というくらい自主的に行動・確認をした方が良いです。

海外での自立心の欠如はお金も時間も失うことにつながります。

ワーホリで人生が変わったこと、3つめ。

第三の気付きは世間に無関心だったことです。

自分の国や世の中について知らないことが多すぎました。

歴史、文化、宗教、政治、言語、社会問題など何一つ満足に話せない状態でした。

国の始まり、日本人と神道と仏教、お箸のマナーの理由、第二次世界大戦における日本、自衛隊はどうして軍隊ではないのか、慰安婦問題、中東情勢、薬物使用問題、などなど話の流れで聞かれて答えられますか?

また事実を述べるだけでなく自分の意見はありますか?

ニュースや歴史を調べることはできます。

でも必ずといっていいほど「あなたはそれをどう考える?」の質問までがセットです。

留学先で出会った十代の他の国の留学生たちは政治や社会問題、世界で起こった出来事に対して積極的に意見します。

それに対して私は自分が関係なければ知らない、知ろうともしない、疑問も持たない、考えない恥ずかしい大人でした。

留学して一番変わったことはなにかと聞かれたらこの「世の中に関心を持つようになったこと」だと答えます。

海外に出たことで自分の悪い面はたくさん浮き彫りになりましたが、同時に日本にいた時にはわからなかった良い面も発見できました。

後悔と反省は書ききれないほどたくさんありますが、「海外に出て良かった」この一言につきます!

この記事を書いた人

ニックネーム:#ロッカーにサージカルテープ貯めてるの私だ

一言:日常でオペ室ネタを誰にも理解してもらえません

この記事を書いた人

看護師として働きながらWebサイトを運営しています。自分らしく働くことを応援しています。

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