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新人看護師の教育担当になったときの、新人教育のポイントを伝授します

2020 4/26
新人看護師の教育担当になったときの、新人教育のポイントを伝授します

新人教育は大変!?新人さんとどう関わったらいいの?その疑問にお答えします!

こんにちは!看護師のあみです。

今回は私が新人教育を担当してきた中で、ここがポイントだと思ったことをお伝えします!

目次

新人教育のポイント

ポイントはこちら

指導者としての自分のゴールを決める
新人を子どもではなく仲間として扱う
自分が新人の頃と比べない
自分はやれると自信を持つ
困ったときは誰かに相談する

です。順番に解説していきます。

指導者としての自分のゴールを決めよう!

新人教育を考える時に、まずはそのゴール地点を考えることが大切になります。

このゴールとは、指導者としての自分のゴール地点です。では、そのゴールとはどこになるのでしょうか?

新人さんが看護技術が習得できたときでしょうか?

夜勤が出来るようになったときでしょうか?

色々な考え方があると思います。

私の場合は、新人さんが1年働いたときに、「もっと看護を学びたい、もっと看護を続けたい」と看護師という職業に前向きに思えているようであれば、指導者として良い関わりが出来たかなという評価をしていました。

新人看護師の離職率は7.8%と言われており、約13人に1人が1年以内に退職しています。

そのため、看護師として未来に夢がもてるような関わりは、先輩看護師として大切なことの1つじゃないかなと思っています。

新人は「子供」ではなく「仲間」!

教育というと、大人から子供に、先生から生徒に、というイメージがありませんか?

でも新人は子供ではなく、同じ看護師の一員として入職してくるわけですから、一方的に教えようとすると指導者も新人さんも疲れてしまいます。

入職して最初のうちは技術的な指導や仕事のやり方など教えることはもちろん大切ですが、時期を見て「何を教えるか」よりも「どのように学習を支援するか」というふうに考えた方が、お互いにうまくいきます。

また、欠点を指摘し修正させようとすると、お互いに「なぜできないのか」という気持ちが強くなり負のスパイラルになってしまうので、可能性や個性を認め、やる気を引き出す関わり方を心がけるといいと思います。

自分が新人の時と比べてはダメ!新人さんのことを知ろう!

私の職場にいた人の話になりますが、「私が新人のときは・・・」とついつい言ってしまう看護師さんがいました。

その方はベテラン看護師さんでしたが、新人看護師さんとの関わり方が苦手だと私に相談してきました。その時に私が伝えたのが、「自分の時と比べずに、今の新人さんのことを知ることが大切」ということです。

新人のことを知るのは大事です。患者さんとの関わりでも同じですよね。まずは相手のことを知ることから始まります。

ちなみに、今の新人はどんな時代に生まれたのか知っていますか?

社会人経験を得て看護師になる人も増えているので一概には言えませんが、ほとんどの場合、1990年代後半に生まれた人が多いと思います。

1980年~1995年の間に生まれた世代を「Y世代」、「ミレニアル世代」、1996年~2015年生まれは、「Z世代」と呼ばれています。

このZ世代の特徴としては、デジタルネイティブであるということ。そしてSNSを使うことが当たり前だということ。また、個性を大切にするというのも特徴の1つだと言われています。

看護教育で考えた時は、2008年のカリキュラム改正後に学んだ人たちでもあります。生きてきた世代や習ってきたカリキュラムだけを見てみても、考え方や当たり前のことが違うことは当然です。

更に新人1人1人の個性は違ってきます。自分が新人の時と比較するのではなく、新人の考え方も尊重して関わることが大切です。

ちなみに相談してきた看護師は、今では「新人教育に積極的になれた」と言ってくれたのでとても嬉しかったです。

自分はやれる!という自己効力感を高めることが大切

これは新人にも、指導者にも言えることですが、自己効力感を高めることは困難な状況を乗り越えるために必要なことですよね。

「もうダメだ。」と思うと、うまくいくこともいかなくなってしまう経験が皆さんにもあるんじゃないでしょうか?

ぜひ小さな成功に気づき、新人さんを褒めてあげてください。そうすることで、新人のやる気は上がります。

そして、その小さな成功に気づけた自分自身もしっかり褒めてあげてください。

そういう小さな積み重ねが、新人も指導者もプレッシャーに潰されずに困難を乗り越えていくために必要なことです。

困ったときは、誰かに相談してもいい

私は長年新人教育に携わってきましたが、毎年色々な悩みで落ち込んでしまうことがあり、よく師長に相談していました。

話すうちになぜ悩んでいるのか、自分はどうしたいのかなど、ぼんやりとしていたものが頭の中でスッキリとまとまり、次の行動に移せることも多かったです。

新人は1人で育てているわけではありません。悩んだときは、同僚や上司に相談することも大切なことです。

今回は私の経験をもとに、新人教育のポイントだと感じたことをお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

1人でも多くの人が、新人教育に興味を持ってもらえたら、私も嬉しいです。

この記事を書いた人

看護師として働きながらWebサイトを運営しています。自分らしく働くことを応援しています。

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