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新人看護師が最低限知っておきたい感染対策法5つ【これだけは押さえておこう】

2020 4/26
新人看護師が最低限知っておきたい感染対策法5つ【これだけは押さえておこう】

こんにちは!今回はちょっと疎かにしがちな「感染対策」について紹介します。

目次

自分の身は自分で守る!新人看護師さんに知っておいてほしい5つの感染対策

今世界では「コロナウイルス 」が大流行しており、つい一ヶ月まで指定感染症病院のみでの受け入れだったものが、それがだんだんと追いつかなくなり、一般病棟をコロナ病棟として受け入れる病院も増えています。

私もコロナ受け入れ病院で働いていますが、いつ自分が罹患するのかとヒヤヒヤしながらいつも以上に慎重に勤務しています。

これから働く看護師さんにはなるべくコロナウイルス等の感染症に罹患してほしくないため、最低限知識と知っておくべき感染対策をまとめました!

先ずはスタンダードプリコーションを完璧に!!

標準予防策については今は医療従事者だけでなく、みんなが一生懸命やっていることですよね。

手洗いうがいは確かに効果的であり、感染のリスクを少しでも抑えるためにはとても大事なことです。

しかし、手洗いうがいの仕方によってはリスクが抑えられないことも確か。看護師をはじめとした医療従事者は、このような世の中だからこそもう一度スタンダードプリコーションをしっかり見直す人が増えています。

以下にとても丁寧に書かれており見やすいサイトを貼ったので参考にしてください。そして周りにもぜひすすめていただきたいです!

北大病院感染対策マニュアル』 

防護具の適切な着脱を!

感染症病棟に入る時は以下の防護具を着用します。

ガウン、マスク(N95)、ゴーグル(またはフェイスシールド)、手袋、キャップ

着脱する順番が決まっています。順番通り行うことが感染予防の1つにもなります。

着用する場合

ガウン→マスク→ゴーグル→手袋(※キャップはガウンの前か後が望ましい)

の順に着用します。

脱ぐ場合

手袋→ゴーグル→ガウン→マスク

の順に脱ぎます。

脱ぐ場合に気をつけること

「汚染された部分を触らない!!」

ということです。特に手袋を外したら素手になるので、汚染されていないフレームや内紐部分を持つようします。

病院によっては手袋をつけたまま防護具を脱ぐところもあるみたいです。

着脱方法以外に気をつけるべきポイント

患者ごとに手袋を交換する
1着脱ごとにアルコール消毒

の2つです。

患者ごとに手袋をしたまま手洗いしたりアルコール消毒したりする人もいますが、手袋の性能を保証できない可能性があるため行わないようにしましょう。

また、おむつ交換をするときに素早くできるよう手袋を二重にする人もいますが、これは今は推奨されていません。

まれに手袋には目に見えないピンホールのような穴が開いていることがあり、内側の手袋の清潔を保てないためです。

アルコールおよび次亜塩素酸を使いこなす!

みなさんアルコール消毒を行うタイミングってご存知ですか?

実はあまりわかっていない方や面倒臭くて気づいたときだけ行う方もいます。

「アルコール消毒は1接触1プッシュ!!」

消毒を行うことは自分はもちろん感染拡大防止にも効果的です。特に新人看護師さんはなかなか習慣化してないと思いますが、心がけるだけで日に日にその動作が当たり前になるはずです。

次亜塩素酸の特徴

次に次亜塩素酸です。施設や病院ではコロナウイルスの消毒は次亜塩素酸で行います。

次亜塩素酸は肌への消毒には使用できませんが、その消毒効果は抜群でノロウイルスにも効果的だとされています。

次亜塩素酸ナトリウムとは?
塩素系の殺菌消毒剤で、殺菌力が強いため医療系以外にも食品の消毒・漂白などにも広く使われています。原液を薄めてスプレーにしたり、ガーゼに染み込ませたりして使用します。

★強力で手荒れするので肌には使えません。使用するときは必ず手袋を着用します。
★酸化作用があるため金属に使用するとサビ、変色します。そのため金属には使えません。
★見てわかるくらい汚れがあると、殺菌効果が落ちます。なので汚れは落としてから次亜塩素酸で消毒します。(消毒する前に洗浄が必要)
★日光、紫外線に弱いので遮光が必要
★酸系のものと混ぜたらダメ!

塩素系のものと酸性のものを混ぜると「有毒ガス」が生じます。

よく、「まぜるな危険」という表記を見かけますよね?

家庭でも塩素系の漂白剤と酸系のクリーナーを混ぜると、急速に分解反応が起こり、有毒ガスである塩素ガスが生じてしまいます。

酸系だとオキシドールとかが有名ですかね?酢酸系と混ぜて有毒ガスが発生した事例もありますので取り扱いには要注意です!

いかがだったでしょうか?病院は患者さんの怪我や病気を治すところですが、自分自身の身を守ることが優先です。適切な感染予防をして共にコロナウイルスと闘いましょう。

この記事を書いた人

看護師として働きながらWebサイトを運営しています。自分らしく働くことを応援しています。

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