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毎日がドタバタな急性期病院で私が働き続ける理由。日勤も夜勤も大変だけどやりがいがある

2020 4/26
毎日がドタバタな急性期病院で私が働き続ける理由。日勤も夜勤も大変だけどやりがいがある

急性期病院で働く看護師ってどんな仕事なの?

大変なこと、やりがいって何?実体験をもとにご紹介します!

私の働く急性期病院は地域にある総合病院で、病床数が約700床、外来には毎日2000人の患者さんが来られ、手術も年間大きいものから小さいものまで合わせると約7000件、救急車もひっきりなしにやってくるような病院です。

新人の頃から育休も含め14年間ずっと病棟勤務をしています。内科や耳鼻科、泌尿器科など多くの科を経験しました。大変なこともありましたし辞めたいと思ったことも何度となくありましたが、良い経験をいっぱいしてきたよな~と振り返っています。

さて、ここからは急性期病院、特に病棟での毎日、大変なこと、やりがいなど今までの経験をもとにお話していきますね。

急性期病院・病棟ナースのお仕事と大変なこと

現在私は泌尿器科、耳鼻科あと色々な科が入院する混合病棟で働いています。

日勤、夜勤の2交代制で、夜勤は月に4回入ります。

泌尿器科、耳鼻科は手術、検査、化学療法の患者さんが多いです。

入院した翌日には手術、もしくは化学療法を実施することとなり、大体8日~10日くらいで退院される患者さんがほとんど。早いと1泊2日、2泊3日の患者さんもいるので、日々入退院が激しく目まぐるしいです。

ではでは、日勤、夜勤とわけてお話していきますね。

日勤業務ってどんなもの?大変なことは?

午前中はひたすら検温と点滴交換です。

そしてリーダーと受け持ち患者を持たないフリー番が清拭に回ります。

午後からは入院の対応、手術の出し入れが主な1日の流れになります。

その合間に医師の指示受け、検査出しや処置の介助をし、隙をついて記録を書いていきます。

なので、1日中何かやっている感じですね。

入院や手術が少なければいいけど、月曜日とか空床が多い時は

スタッフ全員に入院対応がひとまわりしておかわりが来ることもあるので、時間が経つのがあっという間です!

内科病棟の特徴

内科の病棟にいた時は手術や化学療法はまずなく、入退院も激しくなかったので、今ほどドタバタ感はなかったです。

ただ身の回りのことが十分にできない患者さんや、寝たきり患者さんの割合が多く、今よりも腰が痛いことが多かったです。

認知症患者さんが徘徊したり、点滴抜いたりするのは内科の方が多いと思います!

あとは退院調整に苦労したなぁ…なかなか決まらなくて時間がかかる。あ、食事の時間は、患者さんを食堂にお連れして、千手観音のように介助してましたね(笑)

夜勤業務ってどんなもの?大変なことは?

私が勤務する病院は2交代制なので、夕方16:30から翌朝8:45までの約16時間のロングラン勤務です、この時点ですでに大変(笑)。

夜勤で手術が帰ってくるとバタバタしますし、耳鼻科の術後って安静解除が早いので、業務の合間に隙をついて離床するのが大変です。

トイレに行きたいとか安静にしているのがしんどいから早く起きたいとか、なかなか待ってられない患者さんもいるので、ナースコールが立て続けになっていると、心の中では涙です。

泌尿器科は朝までベッド上安静が多いけど、早朝の離床が多い!

何人も重なると手術後って採血も必ずあるのでバッタバタです。慌てて離床して気分悪くなってもいけないし…。

朝食が来る前にできれば終わらせたいのですが、朝食前ってトイレ介助とか血糖測定とか朝食の準備に介助に色々忙しいの!わかりますよね…?

ただ、血尿が出たー!とか鼻血が出たー!!術後せん妄だ、ぎゃーー!っていうのがなければ、比較的患者さんは自立の方が多く夜は眠られるので、真夜中は穏やかで休憩もとりやすいです。ラウンドもささっと見る程度になので比較的楽ちんかな。

内科病棟での夜勤はこんなかんじだった

内科の時は急変とかなければそこまでバタバタはしないけど、トイレ介助、食事介助、おむつ交換、とにかく体力を使うし1回のラウンドが長い!

寝たきりの患者さんが多いと、ラウンド終わって帰ってきても、あれ、もう次のラウンド?!ってなることも多かったなぁ…。

朝食の介助してて、あんまりゆっくり飲み込む患者さんを見てると、ちょっとうたた寝しちゃったことありましたね(笑)

急性期病院で働く看護師のやりがいってなあに?

さて、急性期病院のドタバタ感が伝わりましたでしょうか?

それでも働くのは何かやりがいがあるはず!…ということで私なりに感じているやりがいをお話していきますね。

普段会うことのない人に会うことができる

もし自分が看護師ではなかったら、お世話させていただいた患者さんにはきっと会えませんでした。

これまで多くの方にお会いし、多くの人生のドラマを見ました。

たくさんの考え方や生き方、職業や趣味、家族の形、お話を伺いお姿を見ていると、自分の人としての深みが増していくような気がします。そりゃあ、なんともわがままな患者さんもいますが、それもまた勉強と思えば、一種のエンターテイメントと思えれば…うん(笑)

一人の看護師として、人間として学ぶことができるということが、私個人として考える一番のやりがいです!

急性期の病院は多くの患者さんが入退院しますので、格好の場所なんです!

看護師としてスキルアップでき、精神的に強くなれる

急性期の病院って、やはり命に係わる場面が多いです。

私も何度もヒヤリハットを繰り返し、たくましく成長してきた…つもりです。

急変もあるし手術もあるしで責任も重いのですが、観察する力、アセスメントする力が身に付き、判断力も磨かれます。そして何より大変なことを経験することで、次に大変なことが起きても動じなくなり、精神的に強くなれます。

救急外来やICUで働く看護師たちはその最たるもの、本当に純粋にかっこいいです!

急性期病院で働くと、成長できるし、やりがいがありますよ!

最新の医療・看護を学ぶことができる、教育体制がしっかりしている

医療の世界は日進月歩!急性期の病院にいると、やはり最新の情報が入りやすく業務に取り入れられやすいです。

認定看護師さんも多く在籍しており、わからないことを色々と教えてくれたり研修を開いてくれます。

療養型病院やクリニックよりも教育体制もしっかりしている病院が多いので、新人さんが入職するにはお勧めです。

興味のある分野があれば、専門性のある道へ進みやすいですよ。

これまで急性期病院で働く看護師の仕事のこと、大変なこと、やりがいについてお話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

大変そうだな…と思われたでしょうか。やりがいがありそう!と思っていただけたらとても嬉しいです!

これから病院へ就職される方、復帰される方のお役になれましたら幸いです。

この記事を書いた人

ニックネーム:りさまま
急性期病院で一人娘を育てしながら働いています。その傍ら、お役に立てる記事を書けるライターになりたいと奮闘中しています!モットーは明るく元気に自分らしく!趣味はおしゃれをすること、娘といちゃいちゃすることです

この記事を書いた人

看護師として働きながらWebサイトを運営しています。自分らしく働くことを応援しています。

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