こんにちは!今回は看護師の悩みの1つでもある「勉強」についてです。
みなさんは看護学生の頃から分厚いレビューブック片手に多くの時間を勉強に費やしたでしょう。無事国家試験を合格し臨床の場に出ると、「あれ、勉強したことが仕事に生かせない・・・」という壁に当たります。
ここではそんな壁を超えるために、臨床の場に出てから役に立つ勉強法を伝授します!
仕事中を勉強に生かす!
仕事中を使って効率よく勉強をするためには
休憩の15分で「ちりつも」勉強
新しい入院患者さんは知識を増やすチャンス
メモを効率的に活用
以上の3つをおすすめします!
休憩の15分で「ちりつも」勉強
皆さんは休憩時間を何に当てていますか?もちろんお昼ご飯に当てますが、せいぜいゆっくり食べても30分ではないでしょうか?
残りの30分は携帯をいじくる人が多い印象を受けます。
もちろん休憩時間ですから時間の使い方は自由です。しかし、どうせ家に帰ってもダラダラしながら携帯をいじくるのなら、この休憩時間の携帯タイムを少し勉強に当ててみませんか?
15分の勉強だけでも、1ヶ月続ければ5時間にもなります。(週5日勤務の場合)ちりつも勉強始めてみませんか?
新しい入院患者さんは知識を増やすチャンス
新しい入院患者さんが来る際は「予習の日」として新しい知識を調べる時間をつくることをおすすめします。
特に新しい疾患の患者さんを受け持つ場合、同じ疾患の方が次にいつくるかもわかりません。勉強を後回しにしてしまえば忘れてしまう可能性もあるため、知識を広げるチャンスだと思い、習慣づけましょう。
メモを効率的に活用
新人のとき、とにかくメモを取れ!と言われますが、メモをとったままにする看護師さんが多いです。
あくまでメモはその場しのぎのツールにしかすぎません。とったメモは必ずノートに書き移し、そのメモから新しい知識を紐づけて書き足していくといいでしょう。ただ内容によってはメモに個人情報を記載している可能性もあるため、家には持ち帰らず、なるべく院内で書き写すことをおすすめします。
看護師に人気でオススメなのは「リヒトラブ」のメモ帳です。リングが取り外しできて、書いたメモを後から並べ替えることができます。
仕事外を勉強に生かす!
仕事が終わると、疲れてしまいなかなか勉強する気にならないですよね。
実際には1時間の勉強時間を確保することが理想ですが、机に向かうのも面倒くさい場合は横になりながら携帯を使った勉強をおすすめします!
SNSの活用もおすすめ!
今の時代、SNSに多くの情報が流れており、それらを勉強に用いることも可能です。
Instagramを例に挙げてみましょう。ハッシュタグで#看護師の勉強垢や#新人看護師 と検索すると、
- 体験談
- ノートの中身
- まとめ
など、いろいろな形から知識を得ることができます!
さらには自分で作ったノートやまとめをSNSにアップすることもモチベーションのアップにつながります。
病院内での知識の共有や収集も大切ですが、せっかくSNSが発展しているのだからそれを使わないのは勿体無いです。どんどん活用して行きましょう!
プラスαにおすすめ!私が実際行った2つの勉強法
これまで紹介したものに加えて、私が実践した中で効果的だった勉強法を2つほどお伝えします。
ポイントはこちら
検査データを活用できるように勉強する
薬について勉強する
検査データを活用できるように勉強する
新人看護師として臨床に出る前にある程度の検査データの読み方を勉強することをおすすめします。
検査データを元に疾患を予測することは看護スキルの1つとして必要だと私は考えています。
特に入院中の患者さんは毎日採血することもあるため、検査データの変化に気づくことでそれにあった迅速な対応が可能です。得た知識の中から自分なりに考える癖は1人前の看護師へのスッテプアップに繋がるためおすすめです。
検査データの読み方の本は一冊持っておくと役立ちます。
看護学生時代に使っているものでも構わないですが、新しく買い足してもいいと思います。
こちらの本はわかりやすくておすすめです。採血手技のポイントや採血結果に影響を及ぼしてしまう要因など、採血するときに注意したいことが詳しく載っているのもいいです。
薬について勉強する
私は薬を覚えるのに大変苦労しました。「これは抗菌薬でこれは抗凝固薬で、作用機序と副作用は・・・・」と頭がパンクしそうになり、これを覚えられる薬剤師さんをいつも尊敬しています。
薬についての知識を持っていることで医療事故(誤投与、誤配合)を未然に防げます。そして薬剤の取り扱いにより慎重になります。
薬を1個ずつ覚えるのは大変なので、ある程度グループで関連づけてまとめて覚えてしまうのをおすすめします。
薬の本はこちらがおすすめ。薬のことでナースが知っておきたい基本的なことが載っています。
もうひとつ、私が薬の本で買ってよかったなと思うのは「臨床場面でわかる!くすりの知識」です。
こちらはQ&A形式で、「薬を混注したあとはどれくらい保管できるのかな?」「遮光の薬ってどれくらい光に当たったらアウトなんだろ?」といった、臨床で疑問に思うことの答えが載っています。
ある程度薬の知識がついて、何気なくやってるけど実は曖昧なことをはっきりさせたい、疑問をスッキリさせたいという時におすすめです。
いかがだったでしょうか?人それぞれ勉強の仕方は違いますので良く吟味した上で自分に合う勉強法を見つけましょう!
また、勉強すればするほど、その知識がいつか役に立つ時がきますので、目先の結果だけを見ないようにしましょう。
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