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病院嫌いの私が経験した2回の入院【患者からみた看護師】

2020 5/10
病院嫌いの私が経験した2回の入院【患者からみた看護師】

私は2回、手術を伴う入院をしております。

1度目は婦人科で、子宮近くに腫瘍ができており始めて入院をしました。
2度目は、腹膜炎を起こし緊急手術と入院をしました。

どちらも、激しい痛みがありましたが、病院が苦手な私は我慢をしておりました。
その結果、重症になりかけてからの入院です。

病院を苦手と思うようになったのは、いつの日からなのだろうかと考えましたが、具体的に何かされたから苦手、嫌いという理由ではないです。

そんな私が、病院への苦手意識が変わったのが入院経験をしてからになります。

1度目の婦人科で腫瘍があることがわかった時、手術日を決め、前日に入院をすることになりました。

手術前ということで、不安と緊張をしながら決まった病室に入ると、中年の女性がやってきました。
この女性は、私の担当看護師と言って緊張している私をリラックスさせようと明るく接してくれました。
入院手続きの際、アンケート用紙のようなものを書きました。色々な質問に回答していく形式でしたが、その他の欄に『病院嫌い』と書いたせいで明るく笑顔なのだろうかと思いました。

話しかけられても、目も合わせなかった私でしたが、『手術前なので夕飯は食べれないけど、手術が終わったらご飯食べれるからね』とにっこりと微笑んでくれました。

私は、一緒に頑張りましょう!など言われるのかと思いましたが、食事の話をされたので笑ってしまいました。

手術前日で緊張している私の意識を違うことへ向かせてくれたのだろうと今でも思います。

2度目は腹膜炎のため、外科でした。
緊急手術でしたので、緊張も不安も何もなく痛みで意識がもうろうとしていました。


しっかりと意識が戻ったのは、翌朝です。
体には管が入っており、機械人間のようでした。
割り当てられた病室への移動は、歩きましょうと言われ管が入りながら看護師さんと一緒に歩きました。
歩きながら言われたのが、手術の話ではなく、病院内にコンビニがあるからデザートが美味しいという話だったのを覚えています。

慣れない入院生活中、廊下ですれ違えば知らない看護師さんでも声をかけてくれたり、担当看護師さんは当番制のため色々な看護師さんがいましたが、どの看護師さんも明るく前向きな話ばかりしてくれます。

まるで友人たちと会話しているように話をしてくれるので、退院するのが寂しいくらいでした。
看護師さんのおかげで、病院は苦手という意識がありましたが、今では全くありません。

医師が体の悪い所を治すのであれば、看護師さんは心のケアをしてくれる存在だと感じました。
本当にありがとうございます。

この記事を書いた人

看護師として働きながらWebサイトを運営しています。自分らしく働くことを応援しています。

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