世界中で活躍する看護師さんへ
毎日、コロナウィルス感染の危険と隣り合わせの環境の中、お疲れ様です。
私も看護師として病棟で働いておりますが、コロナウィルス感染拡大に伴い、緊張感が漂った中での業務は、普段にも増して体力も気力も使うため、疲れ切ってしまうことが多々あります。
しかし辛いのは私たちだけでなく患者さんにも言えることで、「この病院にはコロナおるんやろ?」「院内感染は起きていますか?」「呼吸が苦しくて、熱も出てて、自分がコロナかもって思って、家に2度と帰ってこれないと思いながら、今回家を出てきました」など、コロナウィルス感染に対しての患者さんからの質問や思いを聞くことが多くありました。
私たちも不安ですが、高齢者の方を中心に、不安を強く感じていることを実感する日々です。
また、コロナウィルス感染後にPCR検査を受け、陰性だった患者さんが、コロナウィルス受け入れ病棟から一般病棟に移ってこられることがありますが、私たちの中では不安がよぎり、ついついその患者さんの元へ行く足が遠のいてしまうことも事実です。
医療者としてそんなことじゃダメだと思いつつも、もし私が感染したり、私が感染していても無症状で、周りに感染を広げたらと思うと、胸のざわつきが止まらないこともあります。そして、そんな自分に無力感を感じます。
そんな辛い時、支えてくれたのは家族や恋人、同僚、友人でした。
親元を離れて上京しており、今までは2〜3ヶ月に1度は帰省していましたが、現在は半年ほど帰省できていません。このような状況であるからこそよくするようになったのは、ビデオ通話です。誰かの顔をみて話せるのはこんなに幸せで安心することなのかと初めて気づきました。
コロナウィルス感染拡大予防のため、物理的な距離は離れなければいけないですが、大切な人との心の距離は近くにあると思うので、1人で心配事などを抱え込まないようにしたいと思っています。
きっと周りの人たちも同じく、心配だったり辛かったり、いろんな思いを持っていると思うので、話を聞いたり話したりしていきたいです。
この状況をともに乗り越えられるよう、私も頑張るので、チカラを合わせてあと少しだけ頑張りましょう!
また緊急事態宣言解除に伴う、コロナウィルス感染第二波が来ることも恐ろしいと思いますので、自宅で過ごしたり、三密を避けるなどの対応を今後も続けていき、1日でも早く元の生活に戻れることを祈っています。
来年の今頃はコロナウィルス感染の恐怖から解き放たれ、大切な人たちと気兼ねなく会えますように。
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