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【訪問看護師の仕事内容を紹介】訪問看護の時代がきた!

2020 5/31
【訪問看護師の仕事内容を紹介】訪問看護の時代がきた!

今回の記事は訪問看護の仕事内容についてです。

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今後活躍が期待される訪問看護!

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高齢化社会が進む中、訪問看護師の役割はとても大きいです。この先もニーズが増えていくと予想される分野です

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ところで訪問看護師ってどんなことしてるんでしょう?

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その名の通り、利用者の自宅を訪問して看護します!

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な、なるほど・・・

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はい(笑)あまりにもざっくりすぎる説明でわからないと思うので、訪問看護師として働く私の、ある1日を紹介します!

目次

訪問看護師の仕事内容

訪問看護師の仕事はざっくり分けて2つあります。

1つ目は血圧、体温、心拍数などの測定を行う「健康管理」、2つ目は食事や排泄などの「介助」です。

訪問看護師のメインの仕事は1つ目の健康管理です。

2つ目の介助はヘルパーがいる場合は、ヘルパーが行います。

そのほかにもリハビリなどを行う場合もあります。

訪問看護師の1日の流れ

8:45 出勤および情報共有のカンファレンス

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訪問看護師の1日の始まりは、訪問看護ステーションから始まります

朝イチでするのは、その日にお伺いする患者さんの情報共有。そしてその日必要な物品等の準備です。

病院によってはステーションがないこともあります。各病棟との情報共有に忙しく回る看護師さんもいます。

1日にまわるのは大体3件から4件です。

9:30 1件目訪問。呼吸器の稼働確認

この日はALSの患者さんのお宅へ訪問し、鼻マスクタイプの呼吸器の稼働状況および設定確認、そして筋力低下防止のために簡単なリハビリテーションを行いました。

リハビリのメニューなどは適宜理学療法士さんなどと話し合いながら決めていきます。

11:00 2件目訪問。糖尿病の方のバイタルチェック

当院の腎臓内科にかかっている糖尿病患者さんのお宅へ向かい、患者さんのバイタルを観察、必要に応じ点滴や服薬指導を行います。

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糖尿病の患者さんは薬の内服、血糖の管理をきちんと行う必要があります。 患者さんが自分で血糖測定、インスリン注射、服薬、食事制限ができるように支援するのも訪問看護師の仕事です!

患者さんのお宅へは基本1人で訪問します。病院勤務と違って、困ったことがあってもとっさに聞ける人が周りにはいません。

ですから訪問看護師になるには適切な判断力、高度な知識とスキルが必要です。

12:30 お昼休憩

ステーションに戻ってお昼ご飯です。訪問看護師は移動がけっこう大変なので、しっかりと栄養補給をします。

ここで訪問看護師でよかったーーー!と思えることがあります。なんだと思いますか?

それは・・・

外食ができること!

お昼休憩に財布を持ってランチに出かけるOL。そういうのって憧れますが病院で白衣を着てたら絶対にできませんから(泣)

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天気のいい日に公園で食べるお弁当は最高です!

13:30 3件目訪問。ストーマ交換

この日は大腸ガン手術後の患者さんのストーマ交換を行いました。

高齢化に伴い認知症や手先の筋力低下などでストーマの管理が難しくなります。しかし訪問看護を利用すれば、自分でストーマ交換ができなくても自宅で生活できます。

皮膚・排泄ケア認定看護師を持っていると、訪問看護で1285点の診療報酬を得られます。 皮膚・排泄ケア認定看護師 を持っている人は訪問看護で重宝されるかもしれません。

15:00 4件目訪問。在宅透析患者の機械トラブルのチェック

在宅透析患者さんの機械トラブルおよび物品のチェックに伺います。

1998年に保険適応されてから、在宅透析患者さんの数は年々増えており、今後も若い患者さんを筆頭に増えていくと予想されます。

ここでは臨床工学技士さんや透析看護師さんと協力し、機械の管理やアラーム対応を行います。こうしたチーム医療の一員として訪問看護師が関わることは、地域医療の質をより高いものへとします。

17:00 ステーションへ帰宅

ステーションへと帰宅しカルテ記載と情報共有を行います。

病棟勤務と異なり、この時間にまとめて記載することが多いため、患者さんの状態についてしっかり把握しておくことが大切です。

訪問看護師のこれから

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最初にも言いましたが、これからの医療は「在宅医療」がメインになってくるはずです

在宅医療の特徴は、

  • 自宅という限りなくプライベートな領域に介入できる
  • 病気の予防、病気の重症化を防ぐことができる
  • 病院とは違い、患者さん1人1人に合わせた比較的自由な医療を受けることができる

ということです。

家族に介護や医療ケアの必要な人がいると、家族に重い負担がかかってしまうことがあります。訪問看護師には介入・サポートすることで家族の負担を軽くする役割もあるのです。

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なるほど、家族の看護にも関わることができるんですね

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今後、在宅透析やペースメーカの遠隔モニタリングなど、様々な分野での在宅医療が増えていきます。
ニーズにあった訪問看護師が増えることが、今後の医療を発展させていく鍵だと私は考えています。

いかがだったでしょうか?訪問看護師のお仕事について紹介しましたが、冒頭にも述べたように訪問看護師の将来は未知数で、考え方次第で色々な分野で患者さんと向き合うことができます。

看護師にも働き方の多様化が進む中で、この先「訪問看護師」も仕事の選択肢の1つとして興味を持っていただけたらなと思います!

この記事を書いた人

看護師として働きながらWebサイトを運営しています。自分らしく働くことを応援しています。

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